新番組とか皆川博子とか

随分と長く風邪に苦しめられてるような気がしたけど、考えてみればまだ四日目だった。

アニメはとりあえず
 けんぷファー
 にゃんこい
 超電磁砲
を見たよ。にゃんこい!と超電磁砲は視聴継続の方向で。

けんぷファーはあれだ。どこかで見たことあるようなギャグと、矢継ぎ早に明かされる設定、引きが引きになってない展開という、言ってしまえば典型的な駄目アニメ。逆に言えば、頭を空っぽにしてればそれなりに楽しめるアニメなんじゃないかなーとか思ったりしました。
凄く上から目線で語ってるけど、これでも観てる最中はずっとにやにやしてたんだよ。たまに苦笑してた時もあるけど……。
なんだかんだ言って、録画予約を消してないということはそういうことなんだと思いました。


読んだ本の話。

・伯林蝋人形館 皆川博子

ナチス台頭直前のドイツを舞台に、錯綜する六人の人物を描いた話。
何が真実で何が幻なのか、そもそも何を軸とした話なのか。手探りで掴めた輪郭も本当に正しいのかわからない、奇妙な感覚が付きまとって、はじめはちょっと混乱する。作者に弄ばれるとはまさにこのこと。ただ終盤の収束っぷりが半端でないので、弄ばれることで逆に快感を覚えてしまうような作品でした。
ここしばらく氏の小説読んでなかったけど、やっぱり好きだわ皆川博子
そろそろ冬の旅人とか聖餐城を読み直しておきたいなあ。