どくしょ２

いざ書こうとすると感想って難しいねー君たち。
人目に触れるものだからと気取ってしまっているのかもしれない。

そんなこんなで今回は
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
シュガーダーク
の二本立て

・みーまー
キャラクター間のやり取りが読んでて楽しいお話でした。
ところどころで西尾維新臭（戯言初期の臭い）が嗅ぎとれてしまうけれども、それでも面白いものが書けるってことは地力があるんじゃないかなと僕は思います。っていうかあのアクの強い文章は誰だって影響受けるよしょうがないよ（過去に書いた文章を隠しながら）
不満なのは、誘拐した動機と、みーくんがまーちゃんに接触しようと思った理由が書かれてないことかな。後者は「まーちゃんの本名を最近知った」からかなーとも思うけどそれだけであそこまで踏み込むものなのかしら？
書かれてはいたけど僕の読み込みが足りなかっただけの可能性もある。
まあ何にしろ、続きも買おうかなと思える作品でした。
ところで元女医と女警察官が活躍するのはなんｋ

・砂糖闇
地味である。
墓を掘る仕事を課せられた囚人が主人公なせいか、話の半分近くは主人公が穴を掘っている。なもんだから、展開に目立った起伏もなく、正直ちょっと退屈だった。多分それは僕がタイトルや序盤の展開からダークなファンタジーを期待してしまっていたから。終盤でようやく、「これはちょっとダークなﾓﾄﾞｶｼｳﾌﾌファンタジーなんや！」と理解して、その後の展開を楽しむことができました。
ただ正直、「数年ぶりの大賞受賞作」という言葉を鵜呑みにしていると肩透かしを食らうんじゃないかと思います。文章は読みやすいし、伏線回収なんかもうまいんだけど。いかんせん地味なのであった……。